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サニーサイド四畳半

女児向けアニメ好きゲーマーによるゲームブログです。

『アート オブ グラスホッパー・マニファクチュア』が発売されたから特に好きな須田ゲーについて語る

2015年5月19日、須田剛一氏率いるゲーム開発会社「グラスホッパー・マニファクチュア」が手掛けた作品のアートワークを掲載した書籍『アート オブ グラスホッパー・マニファクチュア』が発売されました。

アート オブ グラスホッパー・マニファクチュア

アート オブ グラスホッパー・マニファクチュア

 

  須田剛一氏が手掛けるゲームは、その独特な脚本やアートワーク、そしてどこか残念な部分があるゲームデザインが混ざり合うことで唯一無二の作品世界を生み出しており、それら作品群はファンの間では親しみを込めて「須田ゲー」と呼ばれています。

何を隠そう僕も須田ゲー(主にKiller7)にゲームライフを狂わされた人間のひとり。今回は特にお気に入りの作品群の思い出と、須田ゲーとの出会いを、そこはかとなく書きつけていこうと思います。

 

僕の『須田ゲー』プレイ遍歴

まず最初に断わっておくべきは、僕は須田ゲーの「ファン」ではあっても「信者」ではなく、また「ファン」である以前に常により良いゲームを求める「ゲーマー」であるということです。

つまりより優先すべきゲームがあった場合は迷わずそちらに向かって行きますから、須田ゲーのプレイ経験にもかなり「抜け」があるし、プレイした作品にも「途中で放置」してしまっているものも沢山あるのです。

もっと時間の使い方が上手い人間ならそんなことも無かったのでしょうけど、こればっかりはどうしようもありません。

そんな訳で、まずは僕の須田ゲープレイ遍歴を、プレイした順番通りに書いていきます。

『Killer 7』

NO MORE HEROES

シルバー事件

NO MORE HEROES 2 デスパレート・ストラグル』

花と太陽と雨と』※ 未クリア

ロリポップチェーンソー

KILLER IS DEAD』※ 未クリア

BLOOD+ ONE NIGHT KISS』※ 未クリア

ムーンライトシンドローム』※ 買っただけ

『解放少女』※ iOS版にてプレイ、未クリア

 

以上、購入済み作品は10タイトル、内半数が未クリアという体たらくで大変不甲斐無い(´・ω・`)

次の項目ではこの中から特に好きな作品ベスト3を紹介していきます(実質クリア済み5タイトルからの選出です。本当に不甲斐無い…)

 

お気に入りの須田ゲーベスト3

もったいぶるようなものでも無いので、さっそく3タイトルを一気に発表すると、

1.『Killer7』(2005年、GC

2.『NO MORE HEROES 2 デスパレート・ストラグル』(2010年、Wii

3.『シルバー事件』(1999年、PS)

となります。

 

まず第3位はグラスホッパーの処女作である『シルバー事件』。

ゲームとしては各所を回ってフラグを立てていくことでストーリーが進行していくアドベンチャータイトルなのですが、移動方法が独特で非常にテンポが悪く、操作や謎解きの快感を求める方には間違ってもお勧めできない代物です。

しかし「フィルムウィンドウ」という独自の画面構成から生まれる演出と、グラスホッパー作品でも最も高密度な須田脚本は、やはり何物にも替え難い魅力があります。

僕はプレミア価格になっていた頃に中古で購入しましたが、今ならゲームアーカイブスで600円で購入可能です。とりあえず今見ても色褪せない超絶かっこいいOPムービーを貼っておきますので、これを見てピンと来たら試してみても良いかもしれません。


シルバー事件 オープニング - YouTube

 

第2位はWiiで展開された『NO MORE HEROES』シリーズの現時点での最終作。1作目のファンからはあまり高い評価を得ていない気もしますが、僕は断然2派。

確かに脚本はあのバカバカしくも熱いトゥルーエンドを擁する1作目に劣るものの、特に楽しさの無いオープンワールドをオミットしたことでゲームプレイに占める爽快な戦闘の密度は高まり、またランカー戦に挑む資金を集める為のミニゲームも前作の作業じみたものから、レトロゲーム風のそれなりに楽しいものに変更。

巨大ロボットによるバトルや、プレイアブルキャラクターの交代劇、ボーカル曲も豊富でより多様性を増したサウンドトラック、中盤から使用可能になる「二刀流」等、わくわく出来る「おかず」も盛り沢山。

須田ゲーの最大の魅力としてテキストを挙げる方は多く、その点において本作は正直弱めではあるものの、ボンクラであればあるほど美味しく頂ける作品だと思います。

WiiUで3作目、出ないかなぁ…

 

と、言う訳で、栄えある第1位は『Killer7』。本作については、僕の本作との「出会い」のエピソードと合わせて語って行きたいと思います。

 

Killer7』との「邂逅」

 2002年、三上真司率いるカプコン第四開発部がゲームキューブ向けに5本の新作タイトルを発表した時、そのうちの1本として紹介された『Killer7』を見たのが、僕の須田ゲーとの「邂逅」でした。

翌年、5タイトル中2タイトル(『P.N.03』、『ビューティフルジョー』)は発売されたものの、1タイトル(『デッドフェニックス』)は開発中止、そして『バイオハザード4』と『Killer7』は待てど暮らせど発売されない。

その間も、時折思い出したように最新映像や断片的なストーリーはゲーム誌に載るものの、依然どんなゲームなのか全く分からない。しかしその最新映像の中の「フクシマオーナーを殺(ト)リに来ました」と堂々と言い放つマスク・ド・スミスや、その際の「殺」の文字を強調した揺らめく字幕などは大変刺激的で、それまで任天堂作品等の優等生的なゲームを中心にプレイしていた僕には、何もかもが鮮烈に映ったのです。

 

そして4タイトル中最後発の2015年6月9日発売となった『Killer7』は、予想以上に全てが「マトモじゃない」作品でした。

どう「マトモじゃない」かは、是非皆さんの目で、耳で、指で感じて頂きたいので詳細は省きます(手抜きじゃないよ?ほんとだよ?)

恐らくそれまでのゲームに対しての自分の中での「常識」を覆す、「蒼天の霹靂」と言えるタイトルはある程度の年月ゲーマーをやっている人間ならば1本や2本はあるはずで、それは人によっては『クーロンズ・ゲート』や『moon』だったりするのでしょうが、僕にとってそれは『Killer7』だったのです。

もし僕がこれまでに遊んできた中で、「面白かったゲームベスト50」を挙げるならば、『Killer7』はランクインしないでしょう。

しかし、「僕に影響を与えたゲーム」を挙げるならば、本作は確実にベスト5に入るのです。

それくらい、本作のあらゆる場面、操作感、キャラクターの台詞は、やり込むタイプのゲームでは無いので何度も聞いた訳では無いはずなのに、僕の脳髄にこびりついて離れないのです。

 

ちなみに、「最初に出会った須田ゲー」だから一番好き、という点も否定できませんが、あらゆる面で類似作品が見当たらず、『シルバー事件』や『花と太陽と雨と』よりも操作性やゲームテンポ的に取っつき易いという点で、ある程度客観的に判断してもやはり須田ゲーで最もバランスが良いのもこの『Killer7』だと思うのです。

(『NO MORE HEROES』以降の作品の方がゲーム性は高くなっているのですが、優れたスラッシュアクションがやりたければベヨ、ニンジャガ、GOWをやれば良い訳で、やはり須田ゲーを遊ぶなら「須田ゲーじゃなきゃ味わえない!」を重視して欲しいな、という点も加味しつつ…)

あ、ただ「Target01」のボス戦だけは素直に攻略法を見た方が良いですよ!

あんなの分かるか!

 

そんな訳で、「書き殴った」という表現が実に適切なエントリーでしたが、これを機に須田ゲーに触れる方が少しでも増えればいいな、PS2版『Killer7』は1000円以下で買えるけど、ロード時間等で劣るから出来れば5000円の予算を組んでGC版を探し回って欲しいなとか思いつつ、開発中に公開されたトレーラーと共に、お別れしたいと思います。


Killer 7 Trailer - YouTube