サニーサイド四畳半

アイカツ!が好きなゲーマーによるゲームブログです。

『ドランシア』 僕の冬休みを盗ったのはこいつです

僕は家に居る時は据え置きハードやPCのゲームをプレイしなければならない(義務感)ので、スマホのゲームは基本、外出中にプレイしています。

しかし積みゲーの消化に勤しもうと思っていた年末年始、在宅中の僕の時間すらもことごとく奪っていったスマホゲームがありました。

奴の名は『ドランシア』、こいつのおかげで、積みゲー消化計画はあえなく水の泡となったのでした。

 

バーチャルパッドに最適化された操作性

『ドランシア』はiOSAndroidで配信されている基本無料のアクションRPGソーシャルゲームでは無く、課金要素は広告の消去と追加キャラクターやサウンドテスト等、おまけのアンロックのみです。

非スクロールの固定画面でワラワラと現れる敵キャラクターたちを、左右に移動して一掃していくのが本作の基本。操作するキャラクターは武器を前に突き出しているため、正面から突進すれば敵を撃破できるようになっています。

敵キャラクターはバリエーション豊かで、しばらくすると空を飛んでいる奴や、飛び道具を使ってくる奴、主人公よりもリーチが長い武器を持っており、突っ込んだら主人公もダメージを受けてしまう奴などが登場し、どんどん一筋縄ではいかなくなっていきます。

ここで活躍するのが「ジャンプ」ボタン。このボタンを主人公が地面に居る時に押せばジャンプを、空中に居る時に押せば「下突き攻撃」を出すことができます。これで上空にも攻撃を繰り出し、飛び道具を避け、頭上がお留守な奴らの頭蓋を突き割れるという訳です。

他にも「魔法」や「メニュー画面」のボタンはありますが、基本的には左右の「移動キー」と「ジャンプ」ボタンを組み合わせて立ち回っていくことになります。

 

Flashゲームである『ドランシア サバイバル』をオマージュした『Slayin』のヒットに影響を受け、本家製作者がスマホゲームとして『ドランシア サバイバル』をリメイクしたというのが開発の経緯。

僕は上記2作をプレイしていないので、どこまでがスマホ向けのチューニングなのか分からないのですが、『ドランシア』は「スマホインターフェイスで快適に骨太なアクションを」という難題を見事にクリアしています。

本作は画面内に仮想パッドを設ける「バーチャルパッド」を採用しているのですが、バーチャルパッドの最も大きな欠点と言えばボタンを押した「感触」の欠如。「ボタンの感触を確かめながら操作する」という普段無意識で行っていることが出来ないのは、思いの外操作ミスを誘発します。押すべきボタンが多いほど、咄嗟の操作が求められるほど、一層この操作ミスは増えます。

だからスマホ向けにつくられた、又はリメイクされたSTGはショットがオートとなっているものが多いですし、バーチャルパッドに最適化された2Dアクションの決定版と言える『ケロブラスター』も、移動は左右のみ、攻撃手段であるショットはレバーを倒した方向にオートで連射という具合に、ボタン数を減らし、咄嗟の操作が求められ辛い設計になっています。

 

では『ドランシア』はどうか?まず、基本の攻撃判定は常にキャラクターの前方にあり、「攻撃の為の操作」は省略されています。そしてジャンプボタンには地上では回避、空中では攻撃と、2つの動作が集約されており、ここでもボタンの数を極力減らそうという意図が見受けられます。

敵によっては登場直後、即攻撃を仕掛けてくる場合もありますし、少々不規則な動きで臨機応変な対応が求められる事もあるため、咄嗟の判断による操作が必要な局面は決して少なくないのですが、ボタン配置の間隔に至るまで、配慮の行き届いたインターフェイスのおかげで、操作ミスはほとんど起こりませんでした。

 

徐々に攻略法を確立していく、普遍的な楽しさ

 本作には成長要素もあるのですが、いわゆるアーケードスタイルなので、ゲームオーバーになってしまったらステージは最初から、キャラクターも1から育て直しです。

しかし、何度も繰り返しプレイすることで各ステージにおける効率の良い「立ち回り」を学べるのと同じように、効率の良い「育成方法」についても遊ぶたびに発見があります。

道中のダメージを受けづらい立ち回り、育成に必要なコインの稼ぎ方、序盤で真っ先に伸ばすべき能力、ボス戦における安全地帯etc…

己のノウハウを蓄積していくことで徐々に到達点を塗り替えていく快感は、いつの時代も色褪せないもの。むしろ「昔気質でシビアなデザイン」のゲームを「スマホのバーチャルパッド」で遊ぶという感覚はなかなかに新鮮で、どちらが欠けていても僕はここまではハマれなかったのではないかな、と思います。

ちなみにプレイ成績に応じて手に入るジェムによるプレイアブルキャラクターのアンロックや、使い切りの救済アイテムの購入といった、あらゆるユーザー層への配慮も忘れてはいません。

 

総評

『ドランシア』は「上達」の楽しさを味あわせてくれる、アーケードスタイルのアクションゲームです。プレイし続けることでゲーム内に蓄積される要素は多くありませんが、己の「上達」こそが何よりの財産、次のプレイでより先まで進めることが何よりの喜び、と思える人には所詮スマホゲームと侮らず、是非プレイして頂きたい作品。

個人的には去年ダウンロードしたゲームアプリの中でも屈指のお気に入りです。